趣味や興味の無くても、毎日に満足できる人がうらやましいと思ったことがあった。
それは、とても幸福なことだと思っていた。
常に満ち足りていない自分にそんな日が来るとは到底、思えなかったから。
でもそれは違っていると思えたのは満ち足りていない、満たすことのできない、常に広がり続ける自分がとても幸せだと気づいたから。
BMXでトリックを覚えても、その次には必ずルーティンを組みたくなる。
ルーティンを組み上げて成功しても、そのあと必ず、別の構成を考えたくなる。
いつまでも終わらない、終わりの無い自分の身体と頭の背比べは
自分のフィジカルをどこまでも引き上げてくれる。
チームスポーツを苦手とする自分には相性抜群
だけどずっと一人なわけじゃない。
いつも一緒に練習する仲間もいるし、イベントやコンテストで遠征すれば顔を合わせて手を交える多くの仲間がいる。
いつも「会いたい」と言ってくれる人がいる。
「いつでも『帰って来いよ』と言ってくれる人がいる。
全員
みんな
すべて自分が行かなきゃ、そこに行かなきゃ出会えなかった人たちだ。
でもそれで満ち足りたか?と訊かれれば答えは「NO」と言う。
まだ終わらない。
まだ終わりたくない。
もっと知りたい
自分はどれだけ知恵を絞って、自分の身体をコントロールできるのか
自分はあとどのくらいの人と出会って、輪が広がるのか
心は、どこまで広がるのか
虚空は今も広がる一方だけど、広がらずに閉じこもる
停止した幸福よりも何倍もの価値がある。
今はそう思う。